Why Breed is Necessary

ブリードの必要性

ブリーダーやブリードという言葉には、ネガティブなイメージが付きまといます。

ブリーダーは金儲けのために命を粗末にしているのでしょうか。そもそもブリードは不要なのでしょうか。

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「純血種」や「血統種」という言葉は嫌いなので、「品種化された動物」という言葉を使います。

品種化された動物は、必ず人間が繁殖をコントロールしなければなりません。

極端な例を挙げると、同じ敷地内に避妊去勢していないチワワとダックスの雄雌複数を放置し、生まれた子孫が次々自然交配すれば、20年後にはチワックスだらけになって、チワワもダックスもいなくなります(実際にやったらその前に飼育崩壊しますが)。これをチワワはチワワ、ダックスはダックスとだけ交配するように敷地を物理的に分けたりしてコントロールするのがブリーダーの役割です。

品種化された動物を維持していくためにはブリーダーが必須であることはご理解いただけるとして、ではそもそも品種化された動物自体を残すべきかどうかは疑問があるかもしれません。

これは、牛豚鶏など食用のものや、あるいは競走馬や猟犬など用途のあるもの、それらと愛玩用の犬猫は分けて考えるべきでしょう。用途のあるものは、もちろん用途そのものへの賛否でその品種の要否が判断されます。

愛玩用の犬猫はどうでしょうか。単なる見た目が奇異である事を競った品種は、賛同を得にくいかもしれません。ただ愛玩用の犬猫は、見た目だけが特徴ではありません。

ラパーマの場合、品種の開発が始まった1990年代の時点ですでに「犬のような猫」と呼ばれていて、人間に対するフレンドリーさがこの品種の特徴であると定義づけられています。そんな猫が実際にいることを信じられない人もいるかもしれませんが。

当キャッテリーでは、この飼いやすい猫種を見つけ育んだ先人の功績に感謝しつつ、これを途絶えさせることなく、後世に伝えていく使命をもってブリードを行っていきます。

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